これまでも、
「英語は今のご時世出来て当たり前」や
「今の時代、英語は必須」とよく言われていましたが、
2020年から小学校英語教育が必修化となり、ますます「英語のスキルが必須である」感が増してきました。
そして、英語の能力を測るテストとして有名なのが「TOEIC」ですよね。
このTOEICテストで高得点(800~900点以上)を取得すると周りから一目置かれ、それだけである種のステータスになりますが、
「私にはTOEIC800点や900点は無理だ。。。」と諦めていませんか?
大丈夫です。
しっかりと対策と日々の勉強を積み重ねていけば、誰でもTOEIC800点の壁を超えることができます。
とはいっても、TOEIC300点ほどの人がいきなり800点以上は非常に難易度が高いので、英語を勉強し始めて間もない方はまずは第一関門である500~600点を目指すことをお勧めします。
TOEIC500~600点ぐらいだと比較的簡単な努力で達成できるので、英語が上達しているという実感も持てて、今後のモチベージョンに繋がるので、英語の勉強を始めたばかりの方にはぜひ目指してもらいたい目標です。
そこで、今回は私が行なった4か月でTOEIC335点から540点まで伸ばした方法についてお伝えしたいと思います。
この勉強法はずっと使えますが、
私が英語の勉強をし始めた当初に行なったTOEIC勉強法なので、
「勉強を始めたばかりで、何から手を付けたらよいのかわからない」
「TOEICで600点欲しい!!」
「TOEICの勉強のための本を探している」
といった方のお役に立てるのではないかと思います。
目次[非表示]
1. 4か月でTOEIC300点代から500点以上まで伸ばす方法
①記事の信憑性
まず、勉強法をお伝えする前に簡単に私のTOEICの実績をお伝えしておこうと思います。
私は大学に入るまで野球ばかりで勉強など全くしていなかった結果、
2014年の大学1年生の初めの英語のテスト(TOEIC Bridge)で84点(TOEICでいう250点以下)という驚愕の数字をたたき出し、その年の私の学科90名中、下から2番目でした。
しかし、そこから英語学習に取り組み4年生次にTOEICで800点を取るところまで英語力を伸ばすことができました。1年当時僕より断然英語ができていた友人を追い越すことに成功し、非常にうれしかったのを今でも覚えています。
一応、下に証拠を貼っておきます。


この800点にたどり着くまでに少しずつ段階を登って行ったので、今回は最初のステップ(540点まで伸ばした方法)についてお話ししたいと思います。
ちなみにですが、大学が提供していたTOEIC対策を3万円ほど支払って受けたことがありますが、その講義を受ける前と受けた後では後の方が30点ほど点数が低くなりました。笑
なので、講座などに無駄にお金を払って勉強する必要はなく、今回ご紹介する自分でできる格安な(もしくは無料の)方法で確実に点数は取れるようになります。
②スコア200点UP(335点から540点へ)
私の学科では毎年TOEICのテストを受けさせられ、
私は1年修了時にTOEICで335点、2年修了時に540点を取得しました。


これらのテストは1年ほど開いていますが、
入学時250点以下→1年次終了時335点 100点以下のスコアアップ
1年修了時335点→2年修了時540点 200点スコアアップ
これら2つを比べるとスコアの伸び率が違います。
この差は今回ご紹介する方法によって達成することができました。
とはいっても、1年間TOEICに向けて取り組んでいたわけではなく、
テスト4か月前の2015年9月半ばほどから始動し始め、見事200点アップを実現したので、その方法について詳しく解説していきたいと思います。
これを実践していただくと確実にTOEICのスコアを伸ばせます!
③TOEICの点数の分布とレベル
少しだけ予備知識としてTOEICのスコア分布をご紹介します。
TOEICでは、500~600点の間の点数を取る人の割合が一番多くなっています。
![]() |
TOEIC L&R Test 2019年6月(第241回) のスコア分布 |
つまり、この範囲が一つの目安となっており、
TOEIC500~600点以上を取っていると企業へのアピールとなります。
したがって、初めてTOEICを受けられる方や前回のTOEIC受験から日が空いてしまっている方はこのあたりを目指すとよいと思います。
もちろん、高い点数を目指すことは大切ですが、その点数になかなか届かず挫折してしまうことがないように、
比較的簡単な努力で獲得できる500~600点台を目指すことをお勧めします。
わたしもまず600点の壁を意識してやっていました。
④自分の実力を知る
まず勉強に取り掛かる前に一番大切なことは、「自分の実力を知る」ということです。
何故これが大切かというと、当たり前のようですが、
「自分の実力がわからない状態では、何に力を入れて勉強すればよいのかわからない」
からです。
これはよく見落とされがちですが、非常に大切なことです。
というのも、自分には、
「語彙力が足りないのか」
「リスニング力が足りないのか」
「読むスピードが遅いのか」
「文法がわからないのか」
「リスニング中の集中力が持たないのか」
といったような課題があるかを知る必要があります。
そして、TOEICで点数を取るためには潰さないといけない課題であります。
これらの自身の課題によって、やるべき勉強法や対策が変わってきます。
したがって、「自分がどんな課題を克服しなければいけないのか」を理解することがTOEICを勉強するまず初めのステップとなります。
自分の実力を知る方法はいくつかありますが、一度TOEICの模擬試験を受けることをお勧めします。
TOEICの模擬試験を受けることにより、TOEICの問題形式なども把握でき、
また、TOEICで点を取るために何が足りないのかがダイレクトで分かります。
もし、模擬テストをするための「TOEICの公式問題集」をお持ちでない方は
以下の「TOEIC 公式問題集 最新版(2019年6月発売)」をぜひお試しください。
2回模擬テストを受けられるようになっているので、
1回目は「自分の課題を見つける」ために使っていただき、
2回目は「テスト前の予行演習」として使っていただくといいかと思います。
それでは、以下で私が行なった勉強法についてお伝えしたいと思います。
2. TOEIC独学勉強法①リスニング向上作戦
私は初めてのTOEICとTOEIC2回目の間で約倍近くリスニングの点数を上げました。
この倍近くリスニングのスコアを伸ばすために何をしたかというと、、、
ひたすら英語のラジオや英会話を聞いていました。
(悲しいかな、リスニングを伸ばすにはリスニングをするしかありません。。。)
例えば、通学のバスの中や朝起きて学校に行く準備をしている間など、音楽を聴く代わりに英語のラジオや会話文を聞いていました。
そして、イヤホンができる時は常にイヤホンを付けて英語をひたすら聞きましょう!
聞いている間も「何かわかる単語が言われていないか?」や「マンブリングやシャドーイング」などを行いリスニングの質を上げていき、ただぼーっと聞いている状態にならないようにしましょう。
※たまに「洋楽を聞いてリスニング力を上げよう」みたいなことがささやかれたりしますが、個人的には洋楽ではリスニングは上達しないと思います。
(日本語を勉強する人が日本の歌を聞いてリスニングを伸ばそうとすることを考えるとわかりやすいかもしれません。)
なので、ラジオや会話文などTOEICのリスニングテストに近い状態の英語を聞いて耳を慣らしていきましょう!
ラジオの場合は、内容が少しでも理解できるようになれば、世間のことも分かるし英語のリスニング力も上がるしで一石二鳥です。
①おすすめリスニング無料アプリ
おすすめアプリ①
たまに日本のことも取り上げられたりするので、その時は何か少しうれしい気持ちになります。笑
おすすめアプリ②
「Podcast」
自分はPodcastの中でも、「TOEIC English Upgrader」シリーズをよく聞いていました。
よく使うフレーズなど意味も言ってくれるので、大事な言い回しなどを覚えるのに役に立ちます。
また、クイズも出してくれるのでTOEICのリスニング対策にもなります。
他にもいろいろな英語のリスニング用のチャンネルがあるので、色々と検索してみてください!「BBC NEWS」もPodcastに入っています。
おすすめアプリ③
「Gaba G Style English」
これも、「TOEIC English Upgrader」と少し似ていますが、
こちらは日本語訳もついてきて、言い回しの解説などもついているので、非常におすすめです。
Podcastにも「Gaba G Style English」のチャンネルがあるので、そちらでもいいかと思います。
以上のアプリを使って私はリスニングに取り組み、リスニング向上を図り、リスニングのスコアを倍ほどまで伸ばしました。
3. TOEIC独学勉強法②語彙力を伸ばす
次に私が取り組んだのは、語彙力の向上です。
正直、この部分と文法が一番大切だと思います。
というのも、リスニング力や読むスピードを向上させたところで単語の意味が分かっていなければ、ちんぷんかんぷんになってしまいます。
そこで、私が語彙力向上させるために取り組んだのが、
「単語帳」です。
私が使った単語帳が
「はじめてでも600点突破!TOEIC TEST必ず☆でる単 スピードマスター」です。
これです。
これしかないですね。
正直、買った当初は600点なんか絶対無理だと思っていました。
友達とのそのLINEのやり取りが残っていたので、貼っておきますね。笑
(友人との会話は無視しておいてください。笑)
こんな感じで「600点とか絶対無理」という半分諦めモードでこの単語帳を買いました。
が、購入から1月のテストまでこの単語帳に取り組んだ結果600点はいかなかったものの540点にまで到達することができました。
(この本自体は20日間で1000単語マスターできるようになっていますが、私には無理でした。)
本の中身はというと、
こんな感じで単語・意味・簡単な説明・例文が載っているので、非常にわかりやすく、覚えやすくなっています。
特に「▽ココに注目!」欄は役立つ情報が満載なので要チェックですね。
この本のルールだと、20日で1000単語なので、1日50単語ぐらい記憶していく感じです。
繰り返しますが、僕は無理だった(遊び惚けていたのと語彙力0だった)ので、4か月ほどで8割ほどを覚えました。
なので600点は無理だったものの540点までスコアを伸ばせ、本当にこの単語帳のおかげだなと思っています。
というのも、リーディングのセクションでこの単語帳に出てきた単語が面白いくらいに出てきました。
特に、単語を選択するセクションやTOEIC中にでこの本で習った語彙がたくさん出てきて、にやけてしまったのを今でも覚えています。
「必ず☆でる」と言っているだけあるなーと思いました。
税込み1000円しない本で200点ほど点数が上がるのであれば、買わない手はないと思いますね。超おすすめです。
①単語帳の使い方
~手順~
1.まず、大前提として毎日使って単語を頭に叩き込む
2.1日分の単語をまず1通り見ていく(1巡目)
それぞれの意味の下に下線を引くといくつ意味が書いてあったかわかりやすくなります(上の画像のように)。似たような意味同士は放っておいてよいですが、意味が少し異なるものは下線を引いておくことをお勧めします。
3.赤シートがついているのでそれを使ってテスト(2巡目)
わからなかった単語の横にチェックを付ける
4.チェックの付いた単語だけテスト(3巡目)
分からなかった単語のチェックに丸を付ける(これで二回ともわからなかったという印に)
5.何もしないでぼーっとする時間を10~15分ほど作る。
(科学的に証明されているやり方で、記憶の定着にはこれが必要です。スマホなども触らないように。瞑想をすると一石二鳥。)
6.寝て起きる。(次の日)
7.昨日やったところで「チェック」or「丸とチェック」がついているものを復習(4巡目)
分からなかった単語の横のチェックを塗りつぶす(3回わからなかった印)
8.次の50単語に移る→2に戻る
てな感じで私はこの単語帳を使っていきました。
3巡目以降はどこか暇な時間(トイレ中など)に単語帳を開いて見ておくとよいと思います。
一日のうち、どこでこの作業をやっていただいてもかまいませんが、会社員の方や少し離れた学校へ通っている方などは、通勤通学の行きと帰りにやると、空き時間の有効活用と適度に時間が空くので復習効果も見込めます。
ちなみに、50単語と書いていますが、単語数お好みで選んでくださ。
ちなみに私は25~30単語ぐらいでやっていました。当時はなんせわからない単語が多すぎたので。。。
でも、毎日やることで確実に単語力が増していきましたので、ぜひ今回ご紹介したやり方を一度試してみてください。
「テスト」と「復習」がキーとなっています。
また、ある論文で「覚える前の90秒間と思い出す前の90秒間に手をグーにして握ることで記憶力が増した」という結果もあるので、単語を覚える前に右手で握りこぶしを作ってギューッとしてから取り掛かるとよいかも?
②アウトプットの機会を作る
単語をただひたすら記憶していくだけじゃ面白みがなく、続かないことが多いと思います。
また、アウトプットすることでより効果的に記憶することができるようになります。
なので、覚えた単語をしっかりと実践で使ってき、楽しんで単語を覚えてもらうために、無料の言語交換アプリをお勧めしたいと思います。
Hello Talk
このアプリでは日本語の言語を学びたい英語ネイティブの方と繋がれて、チャットができるようになっています。
また、ツイッターのように気軽に呟けるようになっている「モーメント」という機能もあるので、覚えた単語を使って分を作り投稿してみてください。
間違っていたりするとネイティブがしっかりと直してくれたり、また、投稿に反応してくれたりするので楽しんでアウトプットすることができます。
そしてなんといっても無料である。ということが魅力的なので、まだこのアプリをダウンロードしていない方は是非試してみてください。
また外国の方と出会いたいという方にもおすすめです。
私もこのアプリには大変お世話になっています。
4. TOEIC独学勉強法③文法を理解する
最後に、リスニングと語彙力を伸ばすことに加え、文法の勉強も重要となります。
中学や高校で一度習ったものの、もうほとんど忘れてしまったという方も多いのではないでしょうか?
何故文法が必要かというと、言語の基礎であるということは当然かと思いますが、
英語は日本語のように「はがをに」がなく、文の構成でそれらを示すようになっています。
なので文法がわかっていないと単語やリスニングができても、ちんぷんかんぷんで理解するのが難しくなるので、一度復習することをお勧めします。
かという私は文法が全く分かっていなかったので、本を買って勉強しました。
大学入学当初、所有格すらわかっていなかった私が使用した文法書はこちら↓
そう、かの有名な「フォレスト」さんです。
文法知識0の私は、この本から多くのことを学びました。ありがとうございました。
基本中の基本の文法から倒置法などの応用まで幅広く網羅されているので、600点を達成した後でも使えて非常に優秀です。
また、既にこの文法書をお持ちの方もおられるかと思いますが、
まだ文法書をお持ちでない方は、この「フォレスト」でぜひ文法を思い出しながらしっかりと学んでいきましょう。
私はこの本以外の文法書は持っておらず800点までたどり着いたので、とりあえず800点までは、これさえあれば十分かと思います。
①文法の勉強法
この「フォレスト」の使い方としては、
普通に読んでいきページごとでも章ごとでも構いませんが、ある程度覚えたら一度本を閉じて40秒ほど頭の中もしくはノートに簡単に書き出して復習をしてください。
この勉強法は科学的に記憶への定着率が格段に上がると証明されているので、文法を覚えるのに必ず役に立つはずです。
私はこの方法は当時は知らなかったのでひたすら読んで記憶定着を図っていました。
もっと早く知りたかった。。。。。。。。。。
この「40秒勉強法」について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
(1分ほどで読めます)
5. まとめ
繰り返すと、
・リスニング力向上の為に毎日英語を聞く
・毎日単語帳を使って単語を覚える
・文法書で文法を覚える
の3つをご紹介しました。
すごく基本的なことばかりですが、なにせ最初の段階はこういった基本的な部分を固めていくことが大切になるので、しっかりと基礎を固めていきましょう。
そうすれば4か月で200点アップも夢ではなく実現可能になります。
お読みいただき有難うございました。
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